【事例紹介】島の人の流れと物の流れを支える株式会社TOSHIMAの求人プロジェクト

 2022/11/26

東京都心より南に134kmの位置にある人口約300人の小さな島「利島(としま)」。
この島で定期船や貨物船の入港から荷捌きまでの業務を一貫して行なっている会社「株式会社TOSHIMA」があります。平均年齢30歳弱、9割以上がIターン移住者という若くて元気な会社。今回は株式会社TOSHIMAの採用情報ページのリニューアルをTIAMで担当しました。

ちなみに、代表取締役の清水雄太さんにお話を伺った際の記事はコチラをご覧ください。

近くて遠い島で今と未来を『生きる』

株式会社TOSHIMAは人口300人の小さな島「利島」で、定期船や貨物船の入港から荷捌きまでの業務を一貫して行なっている平均年齢30歳弱、9割以上がIターン移住者という若くて元気な会社です。今回はそんな会社を引っ張る代表取締役の清水雄太さんにお話を伺いました。

社員の何気ない日常を伝えることで島のリアルを伝える

今回のリニューアルにあたって、事前に様々なヒアリングを行いました。
最初にどんな人に会社の仲間として入って欲しいかを考えた際に、「島での生活のプラス面・マイナス面含めて楽しめる人」というのが真っ先にあげられました。実際、利島をまったく知らずに来る人が多く、ミスマッチが発生しているというケースも少なくないようでした。業務に従事する前に島で生きていくことが求められる職場であることから、まずは島の現状や日常を知ってもらう必要がありました。

また、日々の暮らしの中で当たり前のように根付いているが故にTOSHIMAが提供するサービスの価値に気づきにくいという一面も押さえておきたいポイントです。当たり前のように船が着き、モノが届いている背景には実にたくさんの人の手を介して大きな責任と日々の努力の上に成り立っていることを知って欲しい。また、社員側の視点から見ると、自分が取り組んでいる業務が社会的意義のある大切な仕事であることを自覚することで、働くモチベーションの向上にもつながります。そんなTOSHIMAという会社の人格をチーム内で共有できるように整理・発信することで、「うちの会社はこんな会社です!」と、社員が誇りを持って友人や知人に伝えたくなるようなきっかけや自覚を持つことが大切だと考えました。

そしてもう一つ。

人口約300人の小さな島だからこそ、担うべき役割は多岐にわたります。TOSHIMAができることはまだまだたくさんあって可能性に溢れていると言えるでしょう。そんな会社が目指すビジョンや想いを広く伝えたい。可能性やワクワクを伝えたい。そして、一緒に未来に向けて前向きに取り組んでいける仲間を募りたい。そんな想いが伝わるような採用情報ページを目指しています。

今回は採用情報のリニューアルがミッションでしたが、今後はさまざまなビジネスシーンで求められている“パーパス起点”で取り組める事業環境づくりを進めることも大切だと感じています。「パーパス(存在理由)」をしっかり探り当てることで、ブレない成長を続ける原動力になります。TOSHIMAには「離島の厳しい自然環境の中で生活の安定や経済循環を止めない」という明確な存在理由があります。その存在理由を現在と未来の視点を持って誰もがイメージできる言葉に置き換えることで、いわば会社が目指すべき北極星が定まり、より力を持って前に進むことができると考えます。

社員一人ひとりがコンテンツ化することのメリット

定期航路離着岸事業という、島の玄関口であり、人やモノを循環させることで離島の生活を守り・支えるためのサービスを提供している特性上、当たり前すぎるが故に世間一般に事業内容や価値が伝わりにくいという逆説や悩みが生まれています。しかしながら、社員が“メディア”となり、一人ひとりのストーリーを丁寧に発信することで、感情を宿したリアルなドラマが生まれ、共感を呼び、より伝わりやすい情報となります。そして、結果的に島での暮らしや事業内容が具体性を持って理解されるようにもなっていくはずです。

さらに、社員がコンテンツとなり、会社主体ではなく個人にフォーカスをあてて思いを発信することによって、取材を受けた社員は自分の価値観を会社の枠を超えて見つめ直すきっかけになり、それを見た他の社員は自らのキャリアを真剣に考えるきっかけにつながるものと考えています。

会社に人が関わり活動していく以上、日々さまざまなドラマが生まれ、どんどん物語は進みアップデートされていきます。引き続きそんな素敵なドラマの数々を一緒に見つめながら丁寧にご紹介していくお手伝いが出来たらと思っています。

株式会社TOSHIMA 採用情報ページ

太平洋上に浮かぶ人口300人の小さな島「利島」は、厳しくも美しい自然に寄り添いながら、みんなが家族のようにお互いを気づかい、支え合いながら暮らしている島です。人の温かさ、自然の豊かさと共にある暮らし。このかけがえのない時間を大切にしながら、私たちはこの島の豊かな未来に向けて挑戦を続けています。一緒にこの島の可能性をひろげていきませんか。

Let's Share

この記事をシェアする

Related articles

関連記事

Follow me!