利島の“今”を届ける、村民ライターとつくるコミュニティ型ポータルサイト『ずっとしま』がオープン!

 2025/04/17

2025年4月1日、利島村に新たなコミュニティ型ポータルサイト「ふらっと もっと ほっと ずっとしま」がオープンしました。このWEBサイトは、東京都利島村の移住・定住促進支援の一環として、地方創生事業のプロデュースを行う株式会社さとゆめとの連携のもとTIAM(以降、弊社)が設計・デザイン・実装を担当しました。

プロジェクトの背景

利島村は東京都に属しながらも、自然豊かで独自の暮らしが息づく島です。一方で、高校が島内にないことによる若者の流出や、椿産業を中心とした基幹産業の担い手不足など、持続的な暮らしをめぐる課題も抱えています。

こうした背景のもと、島の魅力を島内外に発信し、関係人口や移住・定住の促進につなげることを目的として、本プロジェクトはスタートしました。

弊社では、オウンドメディア「東京都離島区」での取材を通じて、利島の未来につながる兆しや可能性に触れてきました。その経験を活かし、当プロジェクトにおいても島の皆さんに寄り添いながら伴走するスタイルで、サイトづくりに携わることができたと感じています。

兆しに出会う。ー 利島の今と未来の「進行形」 ー

「40年近く人口は約300人をキープ」「20〜40代の8割が移住者」「投票率は94%超え」など、驚くべき数字をいくつも残している利島には「島の未来」につながるヒントがたくさんあるはず。そんなヒントを探ろうと今回、一泊二日の行程で利島のキープレーヤーにお会いするフィールドワークを行いました。

設計に込めた想い

今回のサイト設計では、「300人からはじまる「利島」の総合掲示板」という位置付けのもと、主に村民の方々に日常的に見てもらえる、そして、楽しく更新してもらえるサイトを目指しました。

​​各記事には、「暮らし」「お役立ち情報」「インタビュー」など、島民の皆さんが関心を持ちやすいカテゴリを設置。スマートフォンでも見やすいよう、写真とタイトルを中心としたシンプルなレイアウトにすることで、年配の方でもアクセスしやすいデザインとしました。

そして、サイト全体の世界観を彩っているのは、鹿児島在住のイラストレーター・竹添星児さんの利島の自然や暮らしを表現したオリジナルイラスト。竹添さんの素朴でやさしいタッチが利島の空気感や人のあたたかさを伝えています。そんなイラストが醸し出す世界を活かすべく、また、村民ライターが楽しく記事を更新していけるように、全体的にシンプル且つポップな印象でまとめました。

村民が主役になる、利島村ポータルサイトの可能性

弊社がメディア運営において最も大切にしているのは、取材対象との真摯な対話です。単に表面的な言葉を拾うだけでなく、一人ひとりの想いに寄り添い、その背後に広がる豊かな世界観を感じ取ることを心がけています。

丁寧な取材と繊細な言葉選びを通じて、私たちは「伝える」という行為の先にある可能性を追求しています。読者の皆様が記事との出会いを通じて、既存の価値観に新たな風を感じたり、日常を違う角度から見つめ直したりする機会を創出できることが、私たちの喜びであり、使命だと考えています。

『ふらっと もっと ほっと ずっとしま』は、村民や利島村出身者などの多様な「ずっとしまライター」が主役です。それぞれの視点から利島の魅力や日常、文化を掘り下げ、生き生きと発信していきます。

このメディアが島内外の人々の心に届くことで、予想もしなかった出会いや対話、新たなつながりが芽生えることを願っています。読者一人ひとりの価値観や日常に小さな変化をもたらし、その変化が人から人へと広がり循環していく。そして、このつながりの輪が、参加する全ての人の暮らしをより豊かで彩り豊かなものへと変えていくーそんな温かな交流の場を育んでいくことを願っています。

東京の小さな離島、利島村の今を知る。ポータルサイト『ずっとしま』がオープン!

全国50エリア以上で地方創生事業のプロデュースを行う株式会社さとゆめ(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:嶋田 俊平、以下「さとゆめ」)は、東京都利島村(村長:村山 将人)の移住定住促進支援の一環として、新たなコミュニティ型ポータルサイト『ふらっと もっと ほっと ずっとしま』の制作支援を行いました。本サイトでは、利島村に関する旬な情報を村民や関係人口の視点で発信していきます。

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